賃貸のご近所トラブルと対処法
ご近所トラブルと対処法
皆さんは、「ご近所トラブル」について考えたことはありますか?
花咲も学生を卒業してから今まで、賃貸生活なのでかなり気を使っていますが、
知らず知らずのうちにご近所トラブルになってしまった……なんてことがあるかもしれません。ご近所トラブルとは何なのか、もしそうなってしまった時はどうすればいいのか、解説します!
これからの生活に少しでも役立ててくれると嬉しいです✨
ご近所トラブルって何?
賃貸戸建問わず、近隣には人が住んでいますよね。賃貸ならではのルールや、地域のルール、生活する上での最低限のマナー……これらが守られていない場合、少なからず他人に迷惑をかけてしまいます。近隣の方が耐えかねて、苦情が来たり警察沙汰になったりすることがあります。これが「ご近所トラブル」です。
誰もが快適に過ごせるようにするのが、そこに暮らす最低限のことなのです。
よくあるご近所トラブルの原因
賃貸で暮らしていると、ほかの住人が原因で不快に思うことや思わぬトラブルが発生したときに、「これって苦情を出すべき?」と悩む人もいるはずです。まずは、賃貸暮らしでありがちな近隣トラブルの原因には、どのようなものがあるのかをみていきましょう!
生活音・騒音
- テレビや音楽の音が大きい
- 夜中や早朝に騒ぐ
- 上階、下階から走る足音がする
不法投棄
- 自分のベランダや部屋の前にゴミが置かれている
- 玄関先や庭に犬のふん尿が放置されている
異臭・悪臭
- 同じ物件内にゴミ屋敷がある
- ベランダからタバコの匂いが流れてくる
共用スペースの利用
- 廊下・階段・エントランス等でのたむろ、大きな話し声
- 駐輪場以外での駐輪
- 玄関前にゴミが放置されている
ペットの飼育関係
- 鳴き声がうるさい
- 排泄物の処分がされていない
- 臭い対策がされていない
などがあげられます。
ご近所トラブルが起こった時の対処法
管理会社、大家に連絡
賃貸でのご近所トラブルは、まずは管理会社や大家へ相談してみましょう!
そうすることで、次のような対処をしてもらえるかも知れません。
- 共用の掲示板へ張り紙で注意喚起する
- トラブルの原因の住人に対して、苦情が出ていることを伝えてもらう
トラブルを起こしている住人からの逆恨みを防ぐためにも、相談者は必ず匿名にしてもらうよう伝えておきましょう!また、相談するときは、「誰が、いつ、どこで、どのような迷惑行為をしているのか」をできる限り明確にしておきましょう。証拠を取っていると◎。 具体的な内容で相談できれば、管理会社や大家も、トラブル解決のために適切な行動に移りやすくなります。
警察や弁護士へ相談
管理会社や大家に相談しても解決しない!そんなときは、悪質なご近所トラブルとして警察へ相談しましょう。実害があれば警察も動いてくれます。 警察へ連絡する場合は、警察相談専用電話「#9110」へ電話相談するのが良いでしょう。 警察相談専用電話は、犯罪や事故に至っていないご近所トラブルやストーカー、悪質商法などに関する相談にも応じてくれます。
また、警察へ相談しても解決できないのであれば、弁護士へ相談する手段もあります。
弁護士へ相談したからといっていきなり訴訟を起こすわけではないので、まずは被害内容とその証拠を集めて、話し合いでの解決を試みる流れが一般的です。
この話し合いで解決が難しい場合に、裁判所での調停手続や訴訟手続が必要になります。
知っておこう!「受忍制度」について
弁護士にご近所トラブルの解決を依頼するときに知っておきたいのが「受忍限度」です。
これは、人が生活を送るにあたって、一般的に「我慢しなくてはならない」とみなされる限度の基準のことです。この受忍限度の基準を超える近隣トラブルは違法行為とみなされやすく、損害賠償請求も認められる傾向があります。
受忍限度の基準を超えるかどうか判断するときは、トラブルの具体的な内容や被害レベル、法律上の規制といった複数の要素が判断材料となります。
実は、ご近所トラブルについては物件を借りる前段階でチェックすることができます。
物件選びでチェック!ご近所トラブルを避けるためにできること!
- 以前のご近所トラブルの有無
- 共用スペースや掲示板のチェック
- 共用スペースの清潔感
- 騒音の原因になりそうなものがないかのチェック
以前にご近所トラブルがあったかどうかは重要です。その際、どのようなことが原因でどんなトラブルがあったのか聞いておくと良いでしょう。
掲示板の張り紙に、注意喚起があれば何かしらのトラブルがあった可能性があります。掲示板の内容も要チェックポイントです。
共用スペースにゴミがあったり、排泄物が未処理だと、その物件ではご近所トラブルになりうるかもしれません。
楽器演奏可、ペット可の物件では騒音について悩まされることがあるかもしれません。防音性や時間帯のマナーについてしっかりしているかどうか、契約前に確認しておく必要があります。
自分の許容範囲内であるかどうか、しっかり見極めましょう!!
ご近所トラブルに遭遇した時は、できるだけ早く相談をし、円満に解決出来るうちに対処してもらいましょう。
これは自分が被害に遭うだけでなく、悪気がなくても自分が加害者になる可能性もあることです。ルールやモラルをしっかり守った上で、気持ちよく生活できるように心がけましょう✨
我が家のアイドル、フクロモモンガの風太です!