愛犬の体温調節
犬の体温調節
昨今のコロナ禍で、新しい家族を迎える家が急増!そんな今だからこそ、気をつけるべきことを共有します!
犬はそもそも人間とは違う🐾
実は、犬は体温調節が苦手な動物なのです。
人間には皮膚に汗腺というものがあるので、汗をかくことで体温調節をすることができるのです。
しかし、犬の皮膚には汗腺がありません。汗をかかない代わりに、口を開けてハァハァと呼吸することによって、体温を調節しています。
実は肉球部にだけ汗腺がありますが、汗をかいても余り体温調節には影響しません。
自分で体温調節が余りできない犬のためにも、特に暑さには気をつけて対策をしてあげることがとても大切なのです!
どうすればいいの?【夏編】
🐾背の低い犬は、アスファルトの道路から発せられる放射熱によって、気温以上に大きなダメージを受けます。
暑い日に、アスファルトの表面の空気がチリチリ揺れているのを見ると、どれだけ暑いかが分かりますよね。
夏の散歩はできるだけ日中を避け、朝晩の涼しい時間帯に行いましょう。
涼しい時間帯でも、犬用の靴を履かせるようにするとよりいいかもしれません。
🐾室内で飼っている場合は、エアコンや扇風機で、室内の温度を調節して過ごしやすくしてあげるといいでしょう。
ただし、室内が冷えすぎるのはよくありません。温度は冷えすぎないように設定するのがポイントです。
花咲の家では、涼しい素材のベッドや、首に巻くひんやりバンダナなどでも対策しています✨
🐾特に、夏に気をつけたいのが脱水症状です。いつも水をしっかりと飲んでいるか確認し、あまり飲んでいないようであれば飲水の中に少量の氷を入れたりして、できるだけ水分を取らせるように工夫します。
水分補給用のゼリーや犬用のアイスなど、最近は進化した犬用デザートが増えているので是非探してみてください✨
また猛暑の日は、食事は栄養価の高い缶詰やレトルトのウェットタイプにするのもおすすめです!
どうすればいいの?【冬編】
🐾そもそも犬って寒がりなのか?🐾
生物学的には犬は人間よりも寒さに強いと言われています。
犬の体温は小型犬でも38.6~39.2度、大型犬では37.5~38.6度と人間よりも高いことから、寒さに耐性があるといえます。
一般的には、5度を下回ると震え始めるようです。
室内犬は外の冷たい空気にさらされることが少ないので、体温調節がうまくできなくなり、寒さに弱くなってきているという事実もあります。
室内犬は冷暖房を調節出来る部屋で年中過ごしているので寒さだけでなく暑さにも弱くなっているようです。
より一層、対策してあげなければなりません!
ここから、犬の寒さ対策です。
🐾ケージの置き場を工夫する。
壁や床から寒さが伝わらないように壁とケージの間に段ボールを挟む、ケージの中に毛布やフリース素材のものを入れるだけで寒さ対策になります。
意外と簡単ですよね✨
🐾犬用の服で寒さ対策
最近では犬の服にもウインドブレーカーやダウンウェア、セーター、フリースなど寒さに耐えられる素材のものが数多くあります。
もちろん、デザインにも凝っていて我が子に似合う可愛い服を選ぶのも楽しいです!
花咲の家では、手編みセーターを着せたり、ハンドメイドのオーダーで世界に一つしかない服を着せたりしています✨
🐾犬が出す「寒い!」サイン🐾
🐾吠える
外飼いの犬に多く見られる行動で、深夜から早朝にかけての一番冷え込む時間に「寒いよ〜家の中に入れてよ~」と吠えることがあります。ご近所トラブルになることもあるので、冬の夜はせめて玄関に入れてあげましょう。
🐾暖かい場所に移動する
室飼犬であれば、毛布やカーペット、コタツや陽の当たる場所に移動します。外飼犬の場合も同じで、風の当たらない場所や陽の当たる場所で体温を維持しようとしています。
🐾震える
犬も人間と同じように寒さで小刻みに震えることがあります。
寒さが理由の震えであれば温かくすれば震えは治まります。緊張や恐怖、病気などで震えている場合もあるので愛犬の様子を注意深く観察してみて、少しでも様子がおかしければすぐに病院へ!
🐾水をあまり飲まなくなる
寒いと水分の摂取量が減り、膀胱炎や尿結石などの泌尿器系疾患のリスクが高まります。
人間でも辛いこの病気、体調管理を自分で出来ない愛犬がなってしまうなんてまぁ大変!!フードをお湯でふやかすしたり、ウェットフードに切り替えるなどの工夫をすると良いでしょう!
どうでしたか?
犬をお迎えするのであれば、当然必要な知識です。人間は自分で管理が出来ますが、犬はそういうわけにいきません。もちろん、人間がお世話を怠れば命に関わります。
これからお迎えしようと検討している人は、最低限、犬の管理についての知識は身につけておきましょう✨